睡眠時無呼吸症候群（SAS）とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは眠っている間に呼吸が止まってしまう状態が繰り返される病気です。睡眠中にたびたび呼吸が止まってしまい、そのたびに呼吸を再開させるために脳が起きてしまい十分な睡眠がとれず、日中の眠気など様々な症状がみられます。
１時間あたりに５回以上の無呼吸(１０秒以上の呼吸停止)がある場合に睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
症状について
・いびきをかく
・夜中に何度も目が覚める
・十分に寝たはずなのに熟睡感がない
・起きた時に頭痛がしたり、頭が重い感じがする
・日中に耐えがたい眠気に襲われる
・集中力、注意力が低下する
・十分休んでいるはずなのに疲れがとれない
また、呼吸の停止によって体内の酸素濃度が高くなると、心臓が無理をして働くようになり、心拍数や血圧が高くなります。その結果、心不全、不整脈、脳卒中などの発症リスクが高まります。
検査について
当院でも主治医が診察を行う中でSASの疑いがあると判断した場合、ご自宅でSASの簡易検査を受けていただけるようになりました。
この検査は手と顔にセンサーをつけて眠っている間の呼吸と血液中の酸素(濃度)の状態を調べるものです。少しわずらわしいと感じるかもしれませんが痛みを伴う検査ではありませんので安心して受けていただけます。
費用について
3割負担の場合の窓口負担金額は2,700円です。
別途、初診料または再診料などが発生します。